きょう。新!阿倍内閣が発足した。
というほど、人事自体にそこまで興味はないのだけども、
選挙以来、政治に対して今まで以上に関心が高まっている。
政治っていったいなんなのだろう。
自分の日々の生活の豊かさについて、政治に頼れる部分はどれくらいあるのだろうか。
その豊かさは、自分自身が努力することによって、ほとんど満たされる気がする。
具体的に言えばお金だろう。お金がたくさんあれば、ある程度満たされるはず。
たくさんの稼ぎを得るために、努力をしないのは、個人のがんばりが足りないから。
こうやって考えることが出来ると思う。
じゃあ、政治はいらない?
ただ、自分自身の努力によっては、如何ともしがたい状況にいるヒトたちもいる。
そういうときに、政治はきっと助けになってくれるはずである。
弱者を救済するときに必要なのが、政治なのではないか。
話しは戻って、強者にとって、政治は必要ない?
そんなことはない。当たり前のように整っているインフラや、
各種制度やルールは、政治によって決められている。
だからこそ、政治が腐敗すれば国自体も腐敗するのだと思う。
そんな、問題意識が出て来たのは、この本を読んだからだ。
西水美恵子/国をつくるという仕事
著者の西水さんは、世界銀行副総裁という立場で、
開発途上国を見て回り、実際に政治に携わって、
その国を改善するための助けをしてきた。この本で興味深いのは、西水さんが、実際に開発途上国の
国民の生活を、ホームステイなどをして、体感して、
理解し、そのことを国のリーダーとの対話に生かしていること。
実際にどうやって、国の政治が変わって行くのか、具体的な
事案がいくつも掲載されていて、非常に興味深い。
いまの日本は、客観的に見てどの程度の政治が執り行われているのか。。。
様々な国のケースを見て行くなかでは、決して悪くはないけども、
しかし、理想的な姿とはとても思えなかった。
とくに今の日本は、これからの将来を決める上で大切な岐路に
立たされていると感じている。原発を進めるか、やめるか。これだけ大きな問題。
納得の行くやり方で、話しを進めて行って欲しい。
これからの政治にまだまだ目が離せない。
がん!がん!がん!