2012年5月3日木曜日

楽園

5月3日(木)



遠くのほうに気球が見える。
きょうは佐久バルーンフェスティバルだった。

雲がたちこめるなか、風はとても穏やかで、
色とりどりの気球が空にきれいに浮かんでいた。


雲の切れ目に、浅間山がわずかに見える。浅間山が、ラピュタのように見えた。

もし、楽園があるなら、それは目の前に見えるこの景色のようなものなのかもしれない。

そう思えるくらい、きょうという日は、いい日だったから。

おそらく、目の前にしている景色は同じでも、楽園のようでもあったり、
地獄のようにもなったりして、とってもあいまいなんだ。この世の中は。

ときに絶対的なものに触れたくなる。

山に登ったり、マラソンを走ったり、ボクシングをしたり、
どれも、絶対的に自分の能力が足りないことばかりなんだ。
だから、やりたくなる。

自分は十分もっている。楽園にいると思っていると、安住してしまいたくなる。

ないものねだりもつまらないけど、なんでも十分にあると思って
安住するのもつまらない。普通に生きているとつまらないんだよなあ。

なんとかおもしろくしないと!

がん!がん!がん!

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