2012年7月22日日曜日

武満徹

7月22日(日)

昨日の朝日新聞別刷beに掲載されていた記事。

武満徹『翼』についてだった。

日曜の夜にゆっくり聞いてみよう!



風よ 雲よ 光よ
夢を運ぶ 翼
遙かなる空に描く 希望という字を

人は夢み旅して いつか空を飛ぶ

風よ 雲よ 光よ
夢を運ぶ 翼
遙かなる空に描く 自由という字を

歌:石川セリ『翼』

さらに武満徹の代表作。

『死んだ男の残したものは』
作詞:谷川俊太郎 作曲:武満徹

死んだ男の残したものは
一人の妻と一人の子供
他には何も残さなかった
墓石ひとつ残さなかった

死んだ女の残したものは
しおれた花と一人の子供
他には何も残さなかった
着物一枚残さなかった

死んだ子供の残したものは
ねじれた足とかわいた涙
他には何も残さなかった
思い出一つ残さなかった

死んだ兵士の残したものは
こわれた銃とゆがんだ地球
他には何も残さなかった
平和ひとつ残せなかった

死んだ彼らの残したものは
生きてる私 生きてるあなた
他には誰も残っていない
他には誰も残っていない

死んだ歴史の残したものは
輝く今日とまた来る明日
他には何も残っていない
他には何も残っていない

歌:石川セリ 『死んだ男の残したものは』

そして、最後に地元の歌。

『Mi・Yo・Ta』
作詞:谷川俊太郎 作曲:武満徹


木もれ陽のきらめき浴びて近づく
人影のかなたに青い空がある
思い出がほほえみ時を消しても
あの日々の歓びもう帰ってはこない

残されたメロディひとり歌えば
よみがえる語らい今もあたたかい
忘れられないからどんなことでも
いつまでも新しい今日の陽のように

『Mi・Yo・Ta』歌:石川セリ

がん!がん!がん!

0 件のコメント:

コメントを投稿