この日は長野市に行くことにしました。
道中は、電車で行くのでゆっくり1時間ほどかけて。
旅のともには、文庫本。
『蒼氓(そうぼう)』石川達三著
この本は、第1回芥川賞受賞作品。
1930年。ブラジルに移民する人たちの数日を描いたもの。
ブラジルへ向かう船に乗船する前の数日と、渡航中の
数十日、そしてブラジル到着後の数日間を描いている。
この本と同じタイトルのこの曲。
山下達郎/蒼氓
この曲を小さい頃CMで聞いて、ずっと覚えていて印象的だったから、
たまたま知った上記の本も読んでみようと思った。
ブラジル移民の話。なかなかこれは読み応えあります。
1930年当時の話。
ブラジルに行く人のなかには、社会から隔絶された世界で
暮らしたいと思ってブラジルへ入植することを決めた人もいたようです。
ブラジルの農地は広大なので、隣近所は数km離れているし、
新聞もなければテレビもない。日本での生活を疎んで、
そんな生活を望んだ、いま田舎暮らしを求めて都会から来る人のような
思考を持った人がいたということが衝撃でした。
がん!がん!がん!
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